真の支配者
「ひろゆきは乗っ取りの糞虫」
今はもう、2ちゃんねる漬けの日々を送っている自称『上級2ちゃんねらー』の人々でさえ、このフレーズを見た事も無いと言う人の方が多いだろう。或いは、「ひろゆきって誰? 」という人もいるかもしれない。ひろゆきとは、2ちゃんねるの管理人である。
2ちゃんねるは今や日本のインターネット文化を代表する存在となり、住民達は我らこそがインターネットの支配者だ、とでもいいたげな言動を繰り広げている。
しかし。
スレッドフロート式掲示板、所謂2ちゃんねる風掲示板の元祖は、『あめぞう』である。
そして、日本のインターネット黎明期において、面白いネタのはぼ全てが、『あめぞう』周辺の住民発であった。
これは、「魅力的な場所に、新たな魅力的な人が集まって来る」と言う好循環をもたらし、『あめぞう』は加速度的に、その勢力と魅力を増していった。
しかし、盛者必衰の理。
船は、たった一匹の、乗っ取りの糞虫の手によって沈んだ。
『あめぞう』は何者かによって(犯人は判明しているが、ここでは明記しない)、通称『泥舟スレッド/あめぞうウイルス』に犯され、実質的な機能を停止。
そして同時期、自称「海外留学中の普通の大学生」ひろゆきによる、2ちゃんねる立ち上げ。
機能しなくなった掲示板に存在価値はない。
多くの者は、ひろゆきの誘導に従い、2ちゃんねるに移行。その後の2ちゃんねるの発展は、皆さんの知る所である。
意地になって残った『あめぞう』残党は、2ちゃんねる住民を『厨房』、転じて『壺』と蔑称した。
しかし、2ちゃんねるは瞬く間に、『あめぞう』など眼中に無いまでに勢力を増していた。
結果、2ちゃんねるのトップ画像に堂々と壺の画像が置かれるという、余裕のカウンターを食らう事となった。
では、乗っ取りの糞虫を神輿にして立ち上げられた2ちゃんねるの完全勝利であり、インターネット黎明期を支えた『元祖・あめぞう派』は完全に敗れたのか?
答えは、NO、だ。
日本のインターネット世界が今でも、『あめぞう派』の手中にある事に変わりはない。
一例を挙げよう。
自称『上級2ちゃんねらー』の今一番の流行をご存知だろうか。
「エクストリーム犯罪予告」である。
これは、非常に単純で、かつ、スリリングなゲームである。
ルールはたったの3つ。
?2ちゃんねるに犯行予告の書き込みをする
?最も過激な犯行予告を行った者の勝利
?ただし、逮捕されたら負け
これだけである。
チャンレジャーは多く、そして、ゲームに破れ、逮捕されてしまう者が後を絶たない。
このゲームについての説明が、『あめぞう派』の力を示している事を理解してもらうには、もう少し説明が必要だろう。
時は、『あめぞうVS壺』の表立った戦いが、まだ頻発していた頃に遡る。
表立った争いでは圧倒的に数で負ける『あめぞう派』は、本来の姿に立ち返り、実に『あめぞう』らしい行動を開始したのである。ここで言う『あめぞう』本来の姿とは、UG(アンダーグラウンド)、つまり、アウトローな行動である。
『あめぞう派』は2ちゃんねるに潜伏。
様々な活動により、「2ちゃんねるは悪」というイメージをメジャーメディアにまで浸透させる事に成功。
次なるステップとして、実際に2ちゃんねる上で悪行を行う事によって「2ちゃんねるで実際に悪い事やっちゃった奴が出ちゃった」という既成事実を作り上げる事に成功。
言うまでもなく、この犯罪人達の正体は『あめぞう派』である。
私もこの作戦に直接参加し、某新聞の朝刊1面の2分の1を使って、大々的に取り上げられる事に成功した。2ちゃんねる発の犯行関連まとめサイトには、必ず、私の名前も記されている。
これで、お分かりだろうか?
『あめぞう派』により作り出された「2ちゃんねるは悪」というイメージと実例によって、無垢だった新規2ちゃんねるユーザまでもが犯罪を実行。馬鹿が馬鹿を呼ぶと言う、非常に楽しい状態となっている。
壺など、『あめぞう派』の掌の上で踊らされているだけなのである。
『あめぞう派』による工作の成功実例は、箇条書きでも書ききれない程ある。
他にも、例をあげようか?
いや、今日はもう長くなってしまったので、この辺にしておこう。
あなたも、明日からは、気をつけるといい。
あなたが面白がっている2ちゃんねるでの出来事の裏では、『あめぞう派』が隠れて笑っているかも知れない事を。
そして、覚えておくといい。
我々『あめぞう派』の壺への恨みは、未来永劫、晴れる事がない事を。